MS-DOSの基礎知識
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MS-DOSは、マウスじゃなくキーボードからコマンドを入力して ファイル操作などを行います。視覚的、直感的な操作で無いので 基礎知識が必要になります。
コマンドプロンプト
A:\>_
これをコマンドプロンプトといい、コマンドの入力待ちの 状態であることを表してます。上記の例は、起動ディスク (フロッピー)から起動した状態です。Windowsの「スタート メニュー」から、「プログラム」をたどると「MS-DOSプロンプト」 がありますが、これを利用すると下記のようになります。
C:\WINDOWS>_
これは、コマンド入力待ちを、上記の「A:\」じゃなく、 「C:\windows」で待っていることを意味しています。
では、コマンドを入力してみましょう。
A:\>dir
Aドライブのなかのファイルが表示されますね。
「dir」コマンドはディレクトリの中身を見るコマンドです。
A:\>dir c:\windows
これはどうでしょう。Cドライブの中のwindowsフォルダの 中身が表示されましたね。しかし、ファイル数が多すぎて どんなファイルがあったか、わからなかったですね。
では、このように入力してみましょう。
A:\>dir c:\windows/p
これは、「/p」というオプションを加えたわけですが、 こうするとページをめくるようにじっくりファイルを 見ることができます。
A:\>dir c:\windows|more
このオプション「|more」でも似た効果が得られます。
ファイルの処理
ファイルの処理を行うコマンドを紹介します。
A:\>del \test.txt
これでAドライブのtest.txtは消去されます。 コマンドに慣れるため、あらかじめtest.txtなどの ファイルを作り、それを消去することで操作に慣れた ほうがよろしいです。
A:\>md d:\test
この「md」というコマンドはディレクトリを作るためのものです。 例では、dドライブに「test」という名前のディレクトリを 作りました。
A:\>copy a:\autoexec.bat d:\test
これはファイルのコピーをするコマンドです。
copy [コピー元のファイル][コピー先] という規則で使います。
上記の例では、Aドライブにある\autoexec.batを dドライブのtestディレクトリにコピーしています。
なお、ディレクトリの中身をそっくりコピーしたい 場合にも使います。
A:\>copy c:\test d:\temp
Cドライブのtestディレクトリから、中身をまるごと Dドライブの tempディレクトリにコピーする場合の例です。