シナリオ2:マルム
ちょほいと用事でプリシス来た。
いきなり見知らぬおっちゃんに声をかけられ、偶然そこに良合わせたアルシェイルっていうお
にーさんと共に、反戦運動に協力することに。作戦の内容は良くわからなかったが、とりあえ
ずの目的は山賊の討伐らしい。 
 とことこ歩きロードリル。名も知らない辺ぴな村についた。
 そこへタイミング良く山賊が現れ、さっそく戦闘がはじまる。私?ロードリル住民の前で魔法
使うわけには行かないので観戦♪しかし、大人数に恐れをなしたのか、山賊はさっさと山へ逃げ
てった。逃げ足だけは速いらしい。
 そんなこんなで山賊をやっつけられなかった我々は、村に居座ることになった。見張りを立て
て村を守るわけだ。けれど二日たっても三日経っても変化はない。四日目の朝、幹部に連れられ、
アルシェイルと私は村の見張りに向かった。そこで衝撃の事実が明らかに!山賊は、自称山賊討
伐隊の自作自演だったのだ!
 幹部はアルシェイルが追い返したものの、このままでは必ず山賊が村を襲いに来る。村に戦闘
要員はいないし、軍隊が来るまで待っていられないし、さて2人でどうするよってとこに軍人さ
んと冒険者の一行が現れた。私たちが事情を説明すると、一緒に山賊やっつけに行ってくれるこ
とになった。私たちが山賊でないことはわかっていただけなかったようだけど…。はぁ、視線が
冷たい。
 山賊が体制を整える前にってことで、早速行くことになった。軍人のおっちゃんはよほど強い
らしく、表にいる下っ端全員を相手にして戦い、我々がリーダーを倒しやすいよう支援してくれ
た。さて、洞窟の中にはロードリルの人間もいないし、ここは魔法で!
 …しかし、私の気合とは裏腹に、パチッと情けない音を立て、私の魔動力はむなしく空中に消
えつづけた。私はほとんど役に立てないまま、冒険者の一人がリーダーをばっさりと斬ってしま
う。頭を失った山賊の下っ端は戦意を失い私たちにあっさりつかまった。軍人さんはここで「処
分」をしてしまおうと言っていたが、それはあまりにかわいそうなので、説得して改心させた後
逃がした。むー、しまった。こいつらがいなくなったら、私はどうやって国境を超えよう?
 悩んでると、軍人さんが一緒に来ないかと言ってきた。冒険者に興味がある、めずらしい上司
がいるらしい。取り立ててこの後用があるわけでもなかったのでついていくことにした。なんだ
か報酬を貰えたし、ラッキー♪仲間も出来たし、これから楽しくなりそうね。

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