2011のapm (2011年をふりかえり)
何と言いましても3.11に起こった東日本大震災が大きな出来事です。
その時、自分は職場に居ました最初の揺れでは今まで経験した事のない大きな揺れに最初は地震と言う言葉を忘れ何が起きているんだ!と驚きと言う言葉では表しがたい心のざわめきを感じました。
最初の揺れが収まり、少し冷静になり大きな地震が起きたんだと理解しました。
職場は地震後、間もなく停電しテレビやラジオから情報を得ることが出来ませんでしたので、カーステを聞き情報を得ることにしました。
職場や家庭の被害は少なかったのが幸いでした。
丁度、運転中の同僚は真直ぐ走ることが出来なく静かに路肩に停車したと言って居ました。
震源から離れた茨城(県西部)で真直ぐ走れない状態でしたので、震源に近い方は想像を絶する状態だった事と思われます。

自分は、仕事が一段落した時ですので身に危険はなかったですが仕事中(車の下で整備中)だったらと思うと背筋が凍る思いです。

震災の揺れにより大型車を落下させた同業者(けが人は無し)もあると耳にするとなおさらです。

就業後、帰宅し部屋を確認すると被害らしい被害はありませんでした。
一番心配だった本棚は転倒防止策を施しておいたので少しずれた位で済みました。
写真機材の防湿庫は転倒防止策はしていませんでしたが、重心が低くなるように収納して有るので同じく少しずれた程度で済みました。
本棚の方は、幅は有るけど奥行がないので転倒防止策を施して居なかったら転倒していたと思います。

電気が止まっていましたが、町の上水道は使えましたし灯油のストーブもありましたの夕食を得る事は出来ました。
思いのほか役に立ったのが、車泊用に揃えた有った道具たちでした。
電池式のランタン、LED式の懐中電灯、夜間撮影用のヘットランプ等。
電池式のランタンはカーテンレールぐらいしか吊るす所がなかったので、三脚を立てパーン棒に吊り下げて使いました。
好きな所に移動でき便利に使用できました。
ガスは被害はありませんでしたが、カセットガス式のコンロを複数所有していたので使うことは有りませんでしたが心強かったです。
オール電化にした近所の家庭ではお湯さえ沸かすことが出来ず、もらい湯に来られましたので一つお貸ししました。

予備のガスの買い置きもありましたので、ガスを探し回り店をハシゴする事もありませんでした。
震災直後は少しの間、カセットコンロ、カセットガスは店頭から姿を消していました。
近くの店では代用としてバーベキューコンロと炭が並んでいました。


寒さをしのぐ為、冬用のダウンの寝袋に包まりラジオを聴きながら夜を過ごしました。
耳からの情報だけでしたので、テレビを見たいと思いカーナビの地デジでテレビを見たりもしました。エンジンをかけながらでないとバッテリーが心配なので少しの時間しか見ませんでした。
よく考えたら、ポータブル電源も車に積んでありましたしナビとは別にワンセグテレビも車載してありましたのポータブル電源とワンセグテレビを部屋の移動しテレビから情報を得ることが出来ました。
携帯の充電もポータブル電源で可能でしたが、こちらは携帯が繋がり難い状態でしたし電池残量もありましたので充電を急ぐ事はないと思い充電せずに、そのままとしました。
車載の携帯充電器も積んで有るので明日の通勤時に充電すれば良いかなぁと言う思いも有りました。
翌々日の昼まで停電していました。
携帯の車用充電器は自分は所有していますが、数件ですが車用充電器を求め来店した方がいました。会社では販売していませんが誰か持っているだろうと思い来店した様です。
困っているようなので一つお貸ししました。

車泊用品や車に備蓄してる水やカップ麺は震災時に大いに役に立つ物が多いと感じた次第です。

さすがガソリンは備蓄していません。
ヴォクシーは日頃から撮影専用車なので乗ると必ず満タンにしておきますので、もしもの時はタンクから抜いて軽自動車に入れれば済むと考えていました。
(注。。。一般方は車からガソリンを抜く事は考えない方が良いと思います。方法を間違える車両の破損、火災の危険があります。多くの車種は給油口からは抜けません)

震災後に新たに購入した防災用品は、ソニーの手回しラジオ(ICF−B02)のみ。
この製品は震災後品薄でヤフーオク等では定価の数倍で取引されていました。
自分は5月末に偶然立ち寄ったお店で在庫が一つだけあり価格も震災前と同価格でしたので購入しました。
ポータブルラジオは所有していましたが、電池がなくてもラジオが聞ける点が良いと思いました。防災用なので使わずに置いてあります。
一応、電池でも作動するので電池も一緒に保管しています。
(液漏れが怖いので抜いて別に保管)

写真に関しては、震災後3週間程は余震やまた何時大きな揺れが来るか不安でしたしガソリンの供給不足もありましたし撮影に行きたいと言う思いもおきずに出かけませんでした。
4月上旬になり比較的近場の桜も開花しだしたので撮影に出かけました。
何事も無かった様に咲きほこる桜や他の花々を目にし自然は美しい感じる反面、フィールドに向かう途中で目にする地震による被害に恐ろしい自然の力を感じました。
一番驚いた光景は桜の撮影地に向かう通いなれた道から見える山の姿でした。
山が二分していました。
昨年のGWは福島の桜等を追っていましたが、今年は群馬方面に散策に行きました。
行った事の無い上信電鉄沿線の富岡市、下仁田町を、これを撮ると言う当ても無く散策。
何時もは撮影優先で観光名所を訪れる事が少ないのですが、世界遺産登録を目指す富岡製糸場などを見学したり町営温泉に浸かりゆっくりとしたとのんびり過ごしました。
撮影の方は、上州のシーラカンスをデジカメで撮影したぐらいでした。

6月は何時も行く赤城山のレンゲツツジの撮影に出かけましたが、前夜に着き車泊したまでは良かったのですが、
快眠してしまい撮影を始める頃には日が昇っていました(^^ゞ


寝坊して朝の良い時間帯は撮りのがしてしまいましたが、撮影を終えカップ麺とおにぎりですがゆっくりと自然の中で昼食を食べる事が出来る。大した事でないようですが凄く贅沢な時間(ひととき)だと思う。

7月は近所で身近な花々を撮影したり、丁度 群馬県で観光キャンペーンがあり群馬方面に出かける事が多かった。
観光地である伊香保温泉で珍しく街角スナップをしたりしました。
8,9,10月は東京に写真展を見に行くか、やはり群馬方面に撮影に出ることが多かったように思います。
写真展は主に撮影している風景ではなく、お付き合いで鉄道写真関係の写真展を見に行く事が多かった。
10月から11月にかけ紅葉を追いましたが、全般的に今年は色付きの状態が良くなかったので
出かけはしましたがフィルムの消費量が少なく『これは!』と言う作品も撮れませんでした(ーー;)。

12月は撮影以外の用事が多く比較的近所の渡良瀬遊水地に二回ほどしか撮影に出ることが出来ませんでした。

今年は、県外の撮影地で車のナンバーを見て『茨城から来たんだ』と言われ、『そちらは揺れたでしょう?』とか
『被害が大きかったでしょう?』声を掛けられる事も多々有りました。
茨城も被災地なのでニュースで採り上げられる事が多いのですが、自分は県西部なので栃木や埼玉、群馬と
変わらないぐらいの揺れでしたし被害の方も少なかったです。
同じ茨城でも県北や沿岸沿いの被害を考えると、同じ茨城でも一番被害の少ない地域だったんだと思います。

写友や知人、親戚等では震災により亡くなられた人はいませんでしたが暮れになり喪中葉書を頂く機会が多くなりました。
震災により親戚等がお亡くなりになられた写友や知人がおられました。
『東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます』

微力ながらチャリティー写真展を見に行ったおり、わずかばかりですが募金とメッセージを書かせていただきました。
2011年のコンテスト関係は主にペンタックス関連と公募展に応募しました。
ペンタックス関連では季刊誌のファミリーフォトコンテストは年に4回開催されますが前半の二回は良くて予選通過で惨敗、後半は2連続掲載で結果的には勝率5割。

力を入れて応募した写真年鑑は掲載されましたが、本命で出した風景作品ではなく一枚だけ混ぜた鉄道写真が掲載されました。

年末に開催されるファミリーサロン展は、入選ですが2年連続 新宿のペンタックスフォーラムに展示していただけました。
表彰式と講評会、懇談会が初日にあり出席してきました。
講評会では、今回の審査員のうち相原正明先生小松ひとみ先生のそれぞれから一言、二言コメントを頂け今後の糧になりました。
両先生は『2011美しい風景写真100人展』の招待作家でしたので、一日おきにパーティーで御一緒させて頂け楽しくて貴重な時間を過ごす事が出来ました(感謝)
 写真家 M.Kさん撮影
右下が自分の作品です。
風景写真関係では、『2011美しい風景写真100人展』に何処にも出さずに大事に寝かしておいた5枚を応募しました。
100人展とは言え招待作家20人を含みますので実質アマチュア枠は80名です。
100人展に展示されるのも嬉しいのですが、初日に開催されるオープニングパーティーも楽しみの一つであります。
今年はどうにか選んで頂け暮れに六本木で楽しい一時を過ごせたのが幸いです。
今年は知り合いが5〜6名入選しましたし、2年前の同パーティーで顔見知りになった数名のアマチュア風景写真家と再会し写真談義に花が咲きました。

 写友 悠々さん撮影

今年の目標として、『2011美しい風景写真100人展』と『ファミリーサロン展』に入選し年末に東京で展示してもらう!でしたので、どうにか目標は達成できたのが今年の写真に関する出来事では、とても想い出深いものとなりました。
話しが前後しますが、12/19日(月)に『2011美しい風景写真100人展』のオープニングパーティーがあり一日あけて12/21日(水)にファミリーサロン展の表彰式があり一日おきに東京に出かけました。
しかも、勤め先が火曜日休みな為に年末に3連休をとってしまいました。
連日でしたら都内に泊まる事も考えたのですが、一日おきでしたので帰宅しました。
間の火曜日は休みでしたので、100人展の作品に刺激を受けモチベーションが落ちないうちに撮影に行こうと思い5時起きで渡良瀬遊水地に出かけました。

勤めている身なので普通なら年末の何かと忙しい時に3連休を取ることは難しいのですがフィルムメーカーとカメラメーカーから招待状が来たんだからと言うことで許可が下りました。
23日が祝日だったので、週に3日しか出勤しない状態になりました(^_^.)

東京に出かけたので、普段は買わない宝くじ年末ジャンボを少し購入しました。
しかし、『2011美しい風景写真100人展』『ファミリーサロン展』と運を使い果たしている事を思うと買わないほうが良かったかなぁと思います。
今年は震災で撮影に出る機会が少なかったけど、結果的には昨年度とほぼ同数のフィルムを消費しました。
変化としては、デジタル一眼レフの出番が減りました。
フィルムコマ数とデジタル一眼レフのショット数を比べるとフィルムコマ数の方が多いと思います。
両方フィールドに持って行く事も減りましたし、持って行ったとしても両方で撮る事が少なくなりました。
645判とAPSサイズですが35mmフォーマットの違いもあり両方で撮影出来るほど器用で無いですし、何より被写体を見る眼が645フォーマットになっているからかなぁと思います。
デジタル一眼レフの出番が減りましたので、彩遊記に掲載する写真もあまり撮る事が出来ず更新が減りました
m(__)m\(ーー;)更新しない言い訳だろ〜
今年、新たに購入した機材、処分した機材もあります。

35mm関連では
キャノン
EF100mmマクロUSM
使用頻度が少ないのと近接撮影時の絞りの問題
型遅れになったとは言え純正のマクロだけ有り思いのほか買い取り価格が高かった

コシナ
20mm 24mm(両方ともPKマウント)
タムロン
28-200mm(PKマウント)
90mmマクロ(MFタイプ)(PK及びFDマウント)

ロシア製
ジュピター9 85mmF2
純正以外のPKマウントはペンタックス関連の応募が多くなり純正レンズを使う機会が増えましたので処分し新たなレンズの購入資金にしました。
古いとは言え伝説になるほどのタムロンマクロ、今ではあまり見かけない85mmの買取価格が高かった。

新たに仲間入りした機材。殆どが中古購入です。

以前の雑記帖に書きました。
フジのGS690U ジャンク品

ペンタックスLX ジャンク品


ペンタックス OPTIO I-10 
キヤノンのイクシ910を所有し不満な点は無いのですが
ペンタックス関連の懇談会等でキヤノンさんのカメラで撮影するのは忍びなくペンタックスコンデジを中古購入

ペンタックスD FA100mmF2.8マクロ 中古購入
旧型ですが、新型は絞りリングが無くLXやMZ−5Nでは絞り優先AEが使えませんので旧型を探し購入しました。

LX用ファインダー
ウエストレベルマグニファインダーFE−1 中古購入
左右逆像ですが高倍率で見やすいのでアングルファインダー代わりに購入


左上 ROREO LENS IN A CAP 新品でペンタックスKマウントとキャノンEFマウントを購入
レンズキャップの様に見えますが、35mm相当のレンズとターレット絞りが内臓されています。
5.6 8 16 32 64の絞り値を設定できます。
レンズキャップ代わりに付けてあります。一応、撮影が出来ますが開放寄りではソフトと言いますか『ほんわか』な描写をします。
ピント合わせはありません。
絞り込んで撮影するとピンホール同様の写りをします。ターレット絞りを内蔵していますので開放ではファインダー像は明るく結構鮮明に見えますので開放で構図を決め絞り込んでピンホール撮影的な使い方が可能です。

右上 EF1.4X エクステンダー 中古購入
安い出物を見つけ何時かは欲しいと思っていたので購入

左下 ケンコーピンホール02
真ん中 アメのん0.15? 
何となくですが、のんびりとスローな撮影も良いかなぁと思い購入。
露光時間が長くなる事が多いので、段階露光などするとフイルム一本撮り終えるのに普段の何倍もの時間が必要。
作品作りと言うより、お遊び撮影機材です。

アメのん0.15ですが、行きつけの上野アメ横カメラで販売されている0.15ミリ穴のピンホール板を使っているので
アメのん0.15と勝手に名づけました(^^ゞ

右下 ゴッセン デジシックス
シンプルで小型計量、別売りのアダプターを付けるとカメラのクイックシューに取り付けることが可能
主にフジの690で使用
ふと立ち寄ったお店で見つけた
Da Yi製フィルムホルダー(中国製)のジャンク品


一応、付属品が全て揃っていた事とシンプルな構造で故障が少なそうだと思いました。
心配な点は光線漏れぐらいだと思い連れて帰りました。

左上が本体で、その他はフォーマットマスクです。
本体のみですと6X12 右上のマスクで6X9
左下のマスクで6X6 右下のマスクで6X45サイズで撮影できます。
フィルム送りは俗に言う赤窓式ですので120専用になります。
6X7サイズでの撮影は出来ません。

未だ実戦では使っていませんので光線漏れに関しては未確認
見た感じですとフォーマットマスクの取り付け精度に不安がありますので、各マスクを試し撮りし精度が不安定でしたら主に6X12で使うことになると思います。
既にホースマンの6X12ホルダーを持っているのですが、暗箱を作り針穴機でも作ろうと思ったのが購入動機です。
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